ボツリヌストキシン治療(歯ぎしり・食いしばりの緩和)

「朝起きた時のアゴの疲れ、我慢していませんか?」

ボツリヌストキシン治療とは、筋肉の動きをリラックスさせるタンパク質(ボツリヌストキシン)を、咬筋(噛むための筋肉)に注入する治療法です。「寝ている間の歯ぎしりがひどい」「無意識に食いしばってしまう」といったお悩みに対し、過剰な筋肉の緊張を和らげることで、大切な歯やアゴの関節への負担を軽減します。

期待できる3つの効果

1歯の寿命を延ばす(破折・摩耗の防止)

過度な食いしばりは、歯を削り、時には割ってしまうほどの強い力がかかります。筋肉を緩めることで、せっかく入れたセラミックやインプラントが壊れるリスクも大幅に下げることができます。

2アゴの痛みや疲れ(顎関節症)を和らげる

アゴを動かす筋肉の緊張が解けることで、顎関節症による痛みや口の開けにくさが改善されます。

3小顔効果やガミースマイルの改善

発達しすぎたエラの筋肉(咬筋)がスッキリすることで小顔効果が得られたり、笑った時に歯ぐきが見えすぎる「ガミースマイル」を抑制したりといった、審美的なメリットも期待できます。

このような方におすすめです

  • 寝ている間の歯ぎしり・食いしばりを指摘された
  • 朝起きるとアゴが疲れている、または頭痛がする
  • マウスピース(ナイトガード)を試したが、違和感があって続かない
  • 歯がすり減っている、または冷たいものがしみる(知覚過敏)
  • エラが張っているのが気になる

治療概要

施術時間 約5~15分(注射のみの短時間治療)
効果の持続 3~6ヶ月程度(個人差があります)
痛み チクッとする程度(極細の針を使用します)
ダウンタイム ほとんどありません(直後からメイク・洗顔可能)

注意点

  • 自由診療なので、保険が適用されず、費用は全額自己負担となります。
  • 効果は永久ではありません。時間が経過すると筋肉の動きが戻るため、効果を維持するには定期的な注入(4~6ヶ月おき)が推奨されます。
  • 治療直後は、硬いものが少し噛みづらく感じたり、アゴにだるさを感じたりすることがありますが、数日で馴染みます。
  • 妊娠中・授乳中の方、神経・筋肉の疾患をお持ちの方は治療を受けられません。

ボツリヌストキシン治療 よくある質問

Q

なぜ歯医者でボツリヌストキシン治療を行うのですか?

A

歯科での治療目的は、単なるシワ取りではなく「噛む力(咬筋)」のコントロールです。歯ぎしりや食いしばりによる歯の破折、詰め物の脱離、顎関節症などのトラブルを、筋肉の緊張を和らげることで根本から防ぐために行います。

Q

注射は痛いですか?

A

チクッとする程度で、ほとんど痛みはありません。歯科治療で使用する麻酔針よりもさらに細い、美容外科等でも使われる極細の針を使用します。痛みに敏感な方には、表面麻酔(塗り薬)を併用することも可能です。

Q

顔の表情が不自然になりませんか?

A

歯科で行う「咬筋(エラ)」への注入であれば、表情への影響はほとんどありません。喋ったり笑ったりする時に使う筋肉とは別の部位(噛むための筋肉)に注入するため、不自然に固まる心配はまずありません。ただし、注入直後は少し「アゴがだるい」「硬いものが噛みづらい」と感じることがありますが、数日で馴染みます。

Q

保険は適用されますか?

A

歯科におけるボツリヌストキシン治療は「自費診療(自由診療)」となります。歯ぎしりや顎関節症の緩和目的であっても、現時点では日本の保険制度ではカバーされておりません。費用については、事前のカウンセリングで明確にご提示いたします。

Q

施術当日に気をつけることはありますか?

A

「熱」を避けていただくのがポイントです。ボツリヌストキシンは熱に弱いため、当日の激しい運動、長風呂、サウナ、過度の飲酒などは控えてください。また、薬剤が他の筋肉へ広がるのを防ぐため、注入した部位を強くマッサージするのも避けていただいています。

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